紀元前450年から紀元前400年に製造された古代小アジア(現在のトルコ北西部)にあるミュシア(Mysia )の都市キジコス(Cyzicus)の「トリヘミ・オボル銀貨」です。ギリシャ神話のトロイア戦争でギリシャ艦隊がトロイアと間違えて隣国のミュシアを攻めましたが、そのミュシアです(7枚目の地図を参照)。 表(おもて)面が正方形の枠の中の左向きのライオンの頭部、裏面が左向きのイノシシの全身と背後にマグロが縦に描かれています。 日常流通していた小さなコインのため、ダメージ無く美術的な価値を今日まで保ったものは非常に稀です。この小さなコインの上にこれだけ迫力ある立髪を振り乱すライオンと現代でも通用する斬新なデザインのイノシシを描いた古代ギリシャ人の芸術性の高さに感心し、世界的なコイン専門ネットショップ「VCoins」の米国・ウィスコンシンのお店で購入しました。 サイズは、直径10.33mm、重量1.21gです(1円玉は20mm,1g)。評価は表裏ともaEF(Extremely fine)極美品です。私のコレクションの中の自信の一枚です。状態は写真を良くご覧になりご確認ください。1枚目は購入したお店提供の写真です。2枚目から5枚目の写真は私の撮った写真です。 ご参考にネットで見つけた同型の銀貨もアップしておきます(8枚目から10枚目の写真参照)が、あくまでも参考の写真で商品ではありませんので、くれぐれもご注意ください。 商品は写真の古代ギリシャコインとプラスチックケースと購入したお店提供の説明メモ(6枚目の写真参照)のみで他には付属品はありません。 不明な点はコメントにてお問い合わせください。 ライオン イノシシ